三重県津市 聖徳太子ゆかりのお寺
曹洞宗塔世山 四天王寺
HOME お寺の由来 寺宝・文化財 禅のこころ 西国薬師霊場 地図・周辺の見所
癒しのページ 薬師如来奉賛会会報

薬師如来奉賛会会報[如愚如魯]

▼バックナンバー

No.38 平成19年10月
No.37 平成19年9月
No.36 平成19年8月
No.35 平成19年7月
No.34 平成19年6月
No.33 平成19年5月
No.32 平成19年4月
No.31 平成19年3月
No.30 平成19年2月
No.29 平成19年1月
No.28 平成18年12月
No.27 平成18年11月
No.26 平成18年10月
No.25 平成18年9月
No.24 平成18年8月
No.23  臨時増刊号
No.22 平成18年7月
No.21 平成18年6月
No.20 平成18年5月
No.19 平成18年4月

No.18 平成18年3月
No.17 平成18年2月
No.16 平成18年1月
No.15 平成17年12月

No.14 平成17年11月

No.13 平成17年10月
No.12 平成17年9月

No.11 平成17年8月
No.10 平成17年7月
No.09 平成17年6月
No.08 平成17年4月
No.07 平成17年2月
No.06 平成17年1月
No.05 平成16年12月
No.04 平成16年10月
No.03 平成16年8月
No.02 平成16年6月
No.01 平成16年4月

如愚如魯 薬師如来奉賛会会報 No.25 平成18年9月


「正方眼蔵」解説
7 般若
  
  顧問 余語 道廣(亀山市関町瑞光寺住職)
 『般若心経』というお経は、沢山あるお経の中で、一番よく読誦されているお
経の一つであります。この解釈本は専家はもとより、著名な先生方の現代語訳や解説本も数多く出版されています。『眼蔵・摩訶般若波羅密』の冒頭部分において「・・・また般若波羅密三枚あり、過去・現在・未来なり。また般若六枚あり。地水火風空識なり。また四枚の般若、よのつねにおこなはる行住坐臥なり」と説示されています。それは私共の生きて在る事実は、仏の生命の展開であることの直示であります。観自在菩薩も同様に、私と同証同参する「仏の生命」の異名であります。私共は限定された六識(眼耳鼻舌身意)に自我いとう欲望のフィルターを通して物事を認識し思考するのに対して、すべての物事を、無我そのままに自在に受け取る(観)菩薩とは「仏の生命」の異名であります。「観自在」や「観世音」の風光とは、他との比較なき日常の遊化において、おのづから現成されてある世界であります。私の外側に菩薩がおられるのではありれません。


贅語    密傳 陰徳を積む
 永平寺の雲水は一分一秒でも早く眠りたい。ある晩十一時ころ手洗いに立った。黒々とした影がそっと見て取れた。「あゝ誰かが便所掃除の陰徳を積んでおられるな」と、そっと手洗いを出た。次の日も同じ頃手洗いにたった。昨晩のように徳を積んで居られる。どなたかなとお見受けすると自分達が仕えている川口尚事老師であった。後、永平寺後堂、西堂を務められた高僧であった。


欲惜春
 「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」。鈴鹿馬子唄の歌い出しです。鈴鹿と峠を越えた土山の中間に東海道四十七番目の関宿があります。関は奈良への道・大和街道、伊勢への道・伊勢別街道の分岐もある交通の要所です。そしてこの関は今なお、旧街道沿いのおよそ二キロにわたって古い町家が軒を連ねて、かっての面影を残しています。この道筋からちょっと入った所に瑞光寺があります。温和な余語住職と明るい笑顔の奥方にお会いできるかも知れません。是非一度、関を訪ねて見てください。(河)



▼如愚如魯(にょぐにょろ)とは…

潜行密用 如愚如魯
(せんこうみつよう ぐのごとくろのごとし)

人間の価値は、他人の見ていないところでの行動で決まるという言葉です。

真に自己を見つめて生きている人は、他人の評価を気にしない。だが最近では、そのような人はほとんどいなく人の目ばかり気にして行動し、裏では何をしているか解らない人が多くなっています。しかし他人が見ていない所での行いにこそ、人間の真価は問われているのではないでしょうか?

ささやかな仕事、目立たぬ仕事にベストを尽くし、利益や名前・肩書きの為でなく、人間としてなすべき事を行動として現してほしいものです。

「潜行密用」 潜に目立たぬように行うこと
「如愚如魯」 愚者のように振る舞うこと

 
Copyright(C) SHITENNOJI, All rights reserved.