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薬師如来奉賛会会報[如愚如魯]

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如愚如魯 薬師如来奉賛会会報 No.01 平成16年4月


発刊に寄せて
  会長 谷 康弘(谷石材 社長)
 会員の皆様には益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃より当薬師如来奉賛会の活動に対しまして、一方ならぬご理解とご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。
 さて、かねてより、懸案となっておりました会報の発行がようやく実現の運びとなりました。
 はがき一枚の小さな会報ですが、皆様の暖かいご支援を糧に大きく育てて参りたいと考えております。どうぞ皆様の日頃からのお考え、本会に対するご要望など、お寄せ頂ければ幸いです。

如愚如魯  倉島 昌行(四天王寺 住職)
 「お前が金ばっかり欲しがる伊勢の月遷とかいう坊さんかい。金さえ出せばどこにでも絵を描くと言うそうじゃないか。それじゃーここにでもかいてもらおう」遊び女は自分の下帯とともに金子を月遷和尚にチャリンと投げ出した。愚の如く魯の如き精神で和尚は筆を握った。
 ある年伊勢に大飢饉が襲った。伊勢神宮の遷宮どころではなかった。月遷和尚は私財を投げ出して米を買い求め、皆に与え、宮川に宇治橋を新築し、飢餓も遷宮も成就し終わった。更に誰かれからと無く集まった浄財で月遷基金を興し、その御蔭は明治の代まで続いたと言われる。伏して願わくは、一千三百五十年、法灯を掲げてこられた四天王寺歴住諸位大和尚の品位を増崇せんことを。

贅語(四天王寺だより)
 五月二十五、六日の両日、伊勢のサンアリーナで梅花講の全国大会が開催されます。梅花講は曹洞宗のご詠歌の会で、今回三重県が当番となって開催するものです。両日で延べ約二万人の参加者が伊勢を訪れる予定です。当山も大会の裏方として協力をしております。また奉賛会も有志を募って、当日売店への出店を行う予定で、計画を進めております。

欲惜春(編集後記)
 本薬師如来奉賛会も発足以来早くも三年を経過しました。本会が益々活性化することを願って、会員の思い、会の動き、四天王寺の行事などをお届けして行くつもりです。投稿も大歓迎。ご愛読の程を。(河)

▼如愚如魯(にょぐにょろ)とは…

潜行密用 如愚如魯
(せんこうみつよう ぐのごとくろのごとし)

人間の価値は、他人の見ていないところでの行動で決まるという言葉です。

真に自己を見つめて生きている人は、他人の評価を気にしない。だが最近では、そのような人はほとんどいなく人の目ばかり気にして行動し、裏では何をしているか解らない人が多くなっています。しかし他人が見ていない所での行いにこそ、人間の真価は問われているのではないでしょうか?

ささやかな仕事、目立たぬ仕事にベストを尽くし、利益や名前・肩書きの為でなく、人間としてなすべき事を行動として現してほしいものです。

「潜行密用」 潜に目立たぬように行うこと
「如愚如魯」 愚者のように振る舞うこと

 
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